生産者・ワイナリー紹介

PRODUCER&WINERY

ドメーヌ ヴァンサン・カレム

Domaine Vincent Careme

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メーカーサイト: http://vincentcareme.fr/


ヴァンサン・カレム

ヴーヴレイの地に生まれたヴァンサン・カレムがフランス各地の生産者で修業した後、南アフリカでワイン造りを経験、そこではタニア夫人と出会い結婚、共にヴーヴレイに戻ったのは1999年のことだった。家族の所有する5haの畑から自らのワイン造りを始め、現在24haの自社畑からドメーヌ ヴァンサン・カレムを送り出している。

また、ヴァンサンの南アフリカでの経験から2013年に南アフリカ・スワートランドにワイナリー「テール・ブリュレ」を設立してヴーヴレイと並行して評価の高いワインを送り出している。南アフリカでのワイン造りに加えて何とタイのワイナリーにも技術指導しているとの事。眠る時間があるのかと心配させられるが、多くの仕事を抱えながらその全てに結果を出している。

ヴーヴレイでは未来を担う若手栽培家を育成して、この地のワイン産業発展のため彼らのブドウを購入しスパークリングワインのキュヴェTを造っている。自社畑はビオロジックによるブドウ栽培を実施。エコセールとAB(アグリカルチャー・ビオロジック)の認定を得ている。ドメーヌでのワインの生産比率はスパークリングワイン60%、スティルワイン40%。

シュナン・ブラン その魅力

ヴーヴレイの24haの自社畑は全てシュナン・ブランが栽培されている。シュナン・ブランは暖かな気象条件下でも常に美しい酸味を有する品種であり、辛口のスティルワインから甘口のモアルー、スパークリングワインまで従兄弟関係のあるシャルドネ以上に多種多様なワインを産み出す品種として知られる。

ヴァンサンはシュナン・ブランの多様性とそこから生み出されるワインに魅了され、ヴーヴレイの産地と品種の特性を生かして様々なスタイルのワイン造りを行っている。2013年からスタートさせた南アフリカ・スワートランドでブッシュヴァインスタイルのシュナン・ブラン造りも彼のシュナン・ブランへの思いの強さを物語っている。

スパークリングワイン造り

ドメーヌ ヴァンサン・カレムのスパークリングワインはビオロジックで育てられたブドウの糖分のみ使い、一切の加糖を行わずスパークリングワインを造り上げている。ブリュットの場合は自生酵母による一次発酵で残糖分が25g/Lになった時点で、一旦発酵を止めた後にボトリング、ニ次発酵用の酵母を足して瓶内で発酵を行いスパークリングワインを造る。アンセストラルは更にピュアで、一次発酵途中のワインをボトルに入れ、そのまま瓶内で発酵を継続しスパークリングワインを造る。この場合、SO2無添加で酵母も自生酵母をそのまま使用し、酵母の添加無しでスパークリングワインを造っている。自生酵母は低温での発酵が進まないため冬季のセラーでは暖房を入れ、15℃程度に室温を保ち発酵を助けている。