1850年から続く歴史ある生産者
モンターニュ・ド・ランスのシルリーに本拠を置き、現在約8.5haを耕作している RC(ブドウ生産者協同組合) 。現在の代表は、ディディエ・コランーギヨームとドミニック コランーギヨームの夫妻。歴史は1850 年頃、ランスからほど近いリュードでブドウ栽培をしていたジュパン・コランに遡る。
現在の代表者ディディエの祖父ローランは1945年に設立されたリュードの協同組合創業者の一人であり、その子ルイはシャンパーニュ地方におけるブドウ栽培に変革をもたらし、ディディエは1971年にブドウ栽培という家業へと戻り、21年間に渡ってリュードの協同組合の代表として辣腕をふるった。このように祖父ローラン、父ルイ、そして当代のディディエと、コランーギヨーム家は代々ブドウ栽培とワインの品質向上に情熱を傾け、シャンパーニュの発展に尽力している。当代のディディエとドミニクの娘がベレッシュに嫁いだポーリーヌ コランーベレッシュである。
コラン-ギョームの現在そして未来
現在はRCシャンパーニュ生産者のコランーギヨーム家。現当主のディディエとドミニク夫妻の長女ポーリーヌはリュードのRM生産者ベレッシュのラファエルに嫁ぎ、ラファエルとその弟のヴァンサンと共にシャンパーニュ造りを行っている。今後、コランーギヨーム家から相続されるであろうリュードの一等地は、既にポーリーヌによってワイン造りが行われている。そして、コランーギヨームも近々、現在のシルリーから父祖の地リュードに移転を予定し、そしてラファエル・ベレッシュがコンサルタントとして迎え入れられる予定である。
最高の苗木家を家族に持つ
シャンパーニュの栽培可能地域の拡大に伴い、ディディエの妻ドミニクの家族が所有していたVitry le FrançoisとAubeの畑を得ることが出来た。Aubeの畑はドミニクの父であり種苗家として知られるアンリ・ギヨームが持っていたものだった。現在3つの地に広がる合計8.5haの畑を耕作しており、栽培品種はピノ・ノワール、ピノ・ムニエ、シャルドネの主要品種に加え、アルバンヌとプティ・メリエという古代品種の計5品種を行っている。
ディディエの妻ドミニクの弟はカリスマ的な苗木家として有名なアンリ・グザヴィエ・ギヨームである。彼がDRC始めシャンパーニュやブルゴーニュのトップ中のトップ生産者に供給される苗木が、コラン・ギヨームに優先的に供給されているのは自明の理である。