最高の評価を受けるポルトガルワインの造り手
近年、最高の評価を受けるポルトガルワインとして知られるモウシャン。
ポルトガル南部アレンテージョは近年、新たなワイン産地として脚光を浴びています。中でもモウシャンの所在地ポルタレグレはアレンテージョで唯一雪の降る場所として知られる標高の高い産地。この地は他のアレンテージョの産地と異なり濃厚なだけではなく美しい酸味を持つエレガントなワインが出来る場所として知られています。
モウシャンは19世紀初めから英国人レイノルド家の所有が続く家族経営のワイナリー。
当初、コルクやオリーブオイル、牧畜が中心でしたが、ブドウ栽培も盛んに行われ1901年には白壁のセラーが建設されました。
個性豊かなポルトガル原産ブドウ
ブドウ畑は38haを有し、セラー近くの比較的フラットな場所には主にアリカンテ・ブーシェが栽培されています。この南フランス原産の交配品種はアレンテージョの地でその実力を見事に開花し、現在、多くの生産者から注目の的になっています。起伏のある斜面にはポルトガル原産の黒ブドウ品種アラゴネス、トリンカデイラ、トウリガ・ナショナル等、少量の生産だが白ブドウ品種としてアンタオン・ヴァズ、アリント等が栽培されています。
全てのレンジの赤ワインにラガールを使用
ポルトガルの伝統的なワイン醸造法であるラガール。現在は各ワイナリーの最上級のワインのみに用いられる方法ですが、モウシャンは全てのレンジの赤ワイン醸造にこの方法を取る稀有な生産者です。