メーカーサイト: https://www.sakaoriwine.com/
1991年5月、木下インターナショナル株式会社が、日本を代表するワイン産地である山梨県の甲府市を一望できる風光明媚な酒折の地に設立したワイナリー。海外メーカーとのネットワークにより、常に海外のワイン製造技術に関する最新の情報を得て、各国から導入した設備を使用し、甲州、マスカットベリーAなどの日本固有の葡萄品種を中心とした日本ワインを製造しています。
酒折のワイン
アジアモンスーン気候の日本は決して葡萄栽培、ワイン造りに適した風土とは言えません。しかし、先人の葡萄栽培家たちは、この気候に適した葡萄栽培方法を確立し、高品質の葡萄を産出してきました。そんな気候風土で、長きにわたり栽培し続けられてきた、日本を代表する醸造用品種・甲州、マスカットベリーAを中心に、日々楽しめるコストパフォーマンスの高いワインを生産するとともに、優秀な栽培家と協力関係を築きながら、世界に発信できるプレミアムワインの品質向上に取り組んでいます。
酒折のワイン造り
醸造設備の衛生管理にも細心の注意を払い、ワイン醸造に使用する器具は、使用する都度、全ての部品を分解し、徹底的に洗浄します。丁寧な洗浄や消毒は、結果として亜硫酸の使用量を抑えることができ、葡萄がもつ本来の味わいをそのまま表現できるクオリティの高いワイン生産に繋がっています。「世界の中の日本のワイン」をスローガンに、世界水準のワイン造りを推進し、クリーンで葡萄本来の味わいが生き生きとしたワインを生み出しています。
日本の伝統的な葡萄品種
■甲州種
日本の固有品種である甲州種。山梨県での作付面積は、全国一位です。その味わいは、軽やかながら、繊細な苦みを持つものが一般的。2010年にOIV(国際ブドウ・ワイン機構)の葡萄品種リストに登録、ワイン醸造用国際葡萄品種として世界に認められ、今では世界からの注目度も高い品種となっています。シャトー酒折の「甲州ドライ2015」は、2016年三重県伊勢志摩で開催されたG8のワーキングランチに提供され、世界各国首脳達も飲まれ、また「2017」ヴィンテージは、「ジャパンワインチャレンジ」で金賞を受賞するなど、その高い品質が認められています。
■マスカットベリーA
1927年に新潟県の岩の原葡萄園で川上善兵衛氏が交配させてできた日本原産の品種。その栽培数量は甲州種に続いて2番目に多いワイン醸造用葡萄です。こちらも2013年、OIVに登録され、国際品種として世界に認められました。シャトー酒折では、2001年にフレンチオーク樽で熟成させたワインをリリース。また葡萄栽培家の池川仁氏とともに造り上げた「キュヴェ・イケガワ」を2005年にリリースし、これまでのベリーAのワインスタイルの概念を大きく覆す味わいで、大変高い評価を受けています。