ショーンレーバー - ブリュームライン家
ショーンレーバー - ブリュームライン家は1746年創業のショーンレーバー家の12代目のカールと1792年創業のブリュームライン家のゲルダが1976年に結婚し、シュロス・ヨハネスベルガーに近いバンケルの地に新たな醸造場を建設したことに始まる。
現当主フランク・ショーンレーバーは1993年にガイゼンハイム大学醸造学部を卒業後、ヘッセン州立ワイン醸造所を皮切りにカリフォルニアやスペインでワイン造りを学び、1995年、「全身全霊をこめる醸造家」として知られた父カールの元で修行を開始、2003年同家の当主に就任した。
ブドウ畑と栽培
同家はラインガウの銘醸地ミッテルハイムに10haの自社葡萄園を所有、年間平均80,000本(6600ケース/12本)の高品質なワインを出荷している。
自社ブドウ畑の38%は特級畑(エステス・ゲヴェックス:ラインガウ地区最高級ワイン)に公認されており収量の少ない古木より凝縮感のあるワインを生み出している。
ブドウ品種は白ワイン用が全体の72%でリースリング種は全体の58%、他にヴァイス・ブルグンダーやゲヴュルツトラミナーもあるが特筆すべきはドイツで唯一、日本の品種「甲州」を造っている事である。
同家ではブドウの品種に相応しい場所の選定、草生栽培の実施、害虫対策にはフェロモンカプセルの使用、環境に優しい最善の肥料の最小限の使用、除葉やグリーンハーベストの実施、すべて手作業の収穫等、徹底した畑の管理を実践している。
収穫されたブドウは粒選りの選果が行われ最高のブドウのみでワインが醸造される。