歴史あるマデイラワインの生産者
「大西洋の真珠」と呼ばれるポルトガル領マデイラ島で、伝統的なマデイラワインを造る生産者、ペレイラ・ドリヴェイラ。1850年にジョアン・ペレイラ・ドリヴェイラによって設立された歴史ある生産者で主要7生産者の1つに数えられる。
ドリヴェイラ社は、セルシアル、ヴェルデーリョ、ティンタ・ネグラを栽培する自社葡萄畑を所有する一方、島内約40軒の栽培農家から葡萄を購入してワインを造る。
フンシャルの店舗は、おみやげを購入する観光客からマデイラワイン愛好家まで、多くの人が訪れる有名なショップとして親しまれている。
豊富なオールドヴィンテージ
ドリヴェイラ社は、3年5年物などの一般的なマデイラワインも生産しているが、得意とするのは何と言ってもオールドヴィンテージ。社の創業年でもある1850年物のヴェルデーリョを始め、他社にはない古いヴィンテージを多く所有することで知られている。中には、マデイラ島では既に絶滅したとされるモスカテルや絶滅危惧種であるテランテス、バスタルドという希少品種のヴィンテージ物も所有している。
伝統的スタイルを頑なに守り続ける小規模生産者
ワインは英国、ドイツ、ベルギーをはじめ多くの国々へ輸出されている一方、品質を維持するためには会社を大きくせず、あくまでも目の届く範囲の小さな生産者であり続けたいと考える情熱をもった生産者である。
当社で取り扱うもうひとつの生産者、ヴィニョス・バーベイト社が伝統を重んじながらも新しいマデイラワインのスタイルに取り組む一方、ドリヴェイラ社は古くから脈々と受け継がれる伝統を頑なに守り続ける生産者と言えるであろう。