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甲州 セミスイート
Koshu Semi Sweet

▼生産地
山梨県甲府市
▼葡萄品種
甲州 100%
▼醸造・熟成
昨年同様着色が 8 月の下旬から始まり、フェノール類の増加を懸念したが熟度がそれほど進んではいなかったのでフェノール類 の果汁への影響は少ない状況であった。搾汁率は各地区平均でフリーラン約 57%、プレスラン約 23%と合計約 80%まで搾汁した。例年通り果汁をフリーランとプレスランに分け、甲州種特有の苦みをコントロールする為に必要最小限の PVPP を添加した。このフリーとプレス果汁を澱引き後にブレンドすることによって、果皮付近に含まれる葡萄本来の風味を活かした果汁にすることができた。発酵については酒折・玉諸地区の果汁にはクリーンで上品な印象を与える酵母(VL-1)とフローラルな香りをもたらす酵母(X16)を使用し、八幡地区はフレッシュでフルーティな印象を与え、バランスの取れたワインに仕上げる酵母(GRE)を使用した。そして、穂坂地区にはトロピカルな香りを引き出す酵母(228)を使用した。発酵は 12℃〜18℃で約 14 日間で発酵が終了し、直ちに澱引きを行い、甲州にごりワインの製造が終了した時点で、ブレンドを行った。(ブレンド比率は酒折・玉諸 28%、八幡 14%、穂坂 58%)山梨県内のそれぞれ風土の異なる産地のワインをブレンドすることでバランスの取れたワインに仕上がっている。

2015年を一言で表すと非常に不安定な年であった。3月から 5月にかけての気温は例年より高く、葡萄の生育が早まり、栽培家は葡萄の 生育に即した作業を行うことが困難であった。また 6 月以降は降水量が例年と比べて多く、特に 7 月は過去 10 年間の中で 2 番目に多い降水量であった。8 月に入ると猛暑日は少なく下旬には例年より涼しさを感じ、葡萄の色づきは早まった。そして 9 月に入ると台風の影響でま とまった降雨があり収穫のタイミングに苦慮した。このような不安定な気候の中、栽培家の防除は問題なかったが、葡萄自体が水分を吸い上げてしまったのか、収穫量は増えるものの糖度が上昇しにくく、ワイン造りも苦労するビンテージであった。
[収穫日] 酒折・玉諸地区:9月15日〜19日 八幡:10月3日 穂坂地区:9月29日
▼味わい
色調はわずかにオレンジがかったイエローで発酵中に発生した炭酸ガスが微量に確認できる。香りは白い花や白桃のような香りとみかんな どの柑橘を思わせる清涼感もある。口に含むと優しい甘味と程よい酸味がバランスよく感じられ、甘味は後を引かずすっきりとして、余韻にキリッとした酸とほろにがさがバランスよく続き、フレッシュな余韻が残る。

和食ではウナギのかば焼き、焼き鳥(タレ)など甘辛い味付けのものやいなり寿司など甘味のある寿司にも相性が良い。また海老チリやオイスターソースなど中華料理や焼き肉などでもよく合う。アボガドのサラダ、一般的なクリームチーズやマスカルポーネにもよく合う。
▼受賞歴/認証団体など
▼POSコード
4995815115307
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